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tea house




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計画年:2008年
用途:店舗
所在地:北海道帯広市
事業主:六花亭
設計:許光範建築設計事務所
構造規模:RC+木造
延床面積:27.79㎡
帯広に本社を構えるお菓子屋さんが 2008 年に主催したコンペの応募案です。敷地面積 6 万平米の広大な公園『六花の森』の一画に計画した小さな軽食販売施設を計画するというものでした。
原っぱの中にポツリと建つ家型。それは当然シェルターとなるインテリアの存在を示唆する。しかし、この家型からは、在るはずのインテリアが排斥され、随所で僕たちの期待を小さく裏切りながら 10 坪分の原っぱを静かに切り取っている。
大きめの家型の原っぱは、普段なら見過ごしてしまっているささやかな場所性を発見させてくれます。一方、大きな家型からくり貫かれた、とても小さな家型の空気の塊は、辺りの空気を少しだけ変容させます。草原の中の二つの家型は、どちらも僕らの良く知っている形をしているけど、知ってるつもりになっていたものとはどこか違っています。そんな体験を通して、この場を訪れた人たちが、日常の中でいつしか知ってるつもりになっていた物を見つめ直し、小さな発見を日常に持ち帰ってもらえたらと考えました。
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